井上有一1955-1985, A Yu-ichi Inoue Retrospective;1955-1985

図録井上有一1955-1985, A Yu-ichi Inoue Retrospective;1955-1985

 

書道展に集まるのは関係者ばかりの中で、井上有一の展覧会は人気があります。

 

なぜこれほど人気があるのか。

 

墨象作品が現代アートとして見られるからだからとは言えないでしょう。

 

日本独特の書表現である墨蹟として評価されているようです。

 

墨蹟は書の技術より、生き方思想を表現するものだから。

 

若い頃井上有一は荘子一冊だけを読み込んで、自己の思想を作り上げています。

 

その思想が書と行動にあらわれているので、いつまでも新鮮なのかもしれない。

 

公募展に入選しても地位とか肩書にとらわれることなく、

 

公募展のあり方を批判して脱退しています。

 

一匹狼という作品がありますが、群れない行動が人気の秘密だと思います。