展覧会カタログの愉しみ

展覧会カタログの愉しみ 今橋映子著

 

美術館に行くと展覧会カタログを買ってしまう。

 

展覧会の作品が気に入ったらカタログを購入する場合があるが、

 

衝動的に買ってしまって、荷物になって負担になることもある。

 

しかし、日本では展覧会カタログは書店で販売していないので、

 

後で見たいと思った時には買ってよかったと思う。

 

展覧会カタログにはキュレーターの解説が載っているので、

 

美術本とは違った愉しみがあります。

 

この本に載っているのは著者のお気に入りのカタログが掲載されているのだろうか。

 

著者のように日本の美術館だけでなく、世界の美術館で展覧会をみているなら、

 

分量が少ないように思いました。続編が出るのを期待します。

 

 

PERSONA 鬼海弘雄

PERSONA 鬼海弘雄著

 

凄い迫力のある肖像写真だ。なぜこんなに引き付けられるのか。

 

安倍公房の小説のなかに「見ることには愛がある、見られることには憎悪がある」と書いてあった。

 

見られることの憎悪が迫力になっているのかもしれない。

 

写真家は被写体の憎悪の感情を、どうやって受け止めているのか。

 

これだけ多くの癖のある人物を見事に撮っている。

 

写真家の力業なのか。

メオトパンドラ

メオトパンドラ 写真ーキッチンミノル 詩ー桑原滝弥

 

最初の写真は、マンションの廊下に黒い服を着た若い夫婦の写真。

 

夫婦写真の左ページに詩が書いてある。

 

「ある日 人生を捨てて 運命拾いました」

 

シブい。拾った運命はこれからどうなるのか。

 

ぱらぱらとページをめくるつもりが、

 

写真に魅了され、詩に衝撃をうけてノックアウトされた。

 

日常生活のある場面で、これは絵になるなとかいいますが、

 

この本は日常生活の夫婦を異化している。絵になっています。